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新卒インタビュー

INTERVIEW

製薬研究担当 サイエンティスト
薬学部卒
2019年4月入社

K.R.さん

INTERVIEW

製薬研究担当 サイエンティスト
薬学部卒
2019年4月入社

K.R.さん

01

入社のきっかけ

学生時代は有機合成化学を専攻し、有機化学の面白さを見出してくれた教授との出会いがきっかけで有機化学の研究室に入りました。研究室での2年間は、時間を忘れてがむしゃらに、医薬品の骨格をつくるための反応開発の研究に没頭しました。研究が楽しいと感じたのはもちろん、私たちの意見を尊重し、導いてくれる教授の存在も大きく、とても貴重な経験ができたと感じています。

もともと、身内の病気がきっかけで「こんな小さな薬の粒で、健康に大きな影響を与えるのか」と考え、薬で誰かの健康を守りたい、と薬剤師の道を志していました。そんな中、この研究室での2年間の経験と、スペラファーマの先輩社員である大学OBとの出会いのおかげで、私の選択肢は広がりました。スペラファーマに入社すれば、医薬品開発を通して、患者さんが安心して使える薬を届けられる。自分が楽しいと思えた「研究」という道で、多くの人の健康に貢献できる。そう思い、入社を決めました。

02

わたしの仕事

入社してからは、原薬のプロセス開発に携わりました。多くの時間を研究に割いていた学生の頃に比べて、仕事となれば関わる人も増え、積極的なコミュニケーションの重要性を痛感しました。研究業務は一人でやるものだと思われがちですが、自分が立てた実験計画の進行が思い通りにいかない時は、上司や先輩・仲間の協力が必要不可欠です。

入社してから暫くは失敗も多く、正直「どうしてうまくいかないんだろう」と挫けそうになったことも。そんな中でも乗り越えられたのは、そっと手を差し伸べてくれる先輩社員や、適切なアドバイスをくれる上司の存在のおかげ。スペラファーマは、そういった「人」に恵まれた環境や、風通しのよい風土があり、自分自身の研究者としての成長を後押ししてくれたと感じています。

03

今後のビジョン

現在は、原薬のプロセス開発に加え、実際の製造業務や協力会社への製造委託管理業務も担当するようになりました。直近では、私たちがプロセス開発した原薬の作り方(製造法)を、協力会社で製造してもらうためのコントロールを担っています。直近では、治験のステージが上がった治験薬の製造をスタートさせるために、製造スケールの大きな工場での製造委託管理を任せてもらっています。新しい協力会社との仕事なので、両社ともにノウハウが全くない状態。今見えているだけでもタスクが多く、体力はもちろん、今以上に知力も必要。これまでの経験を最大限活かしベストを尽くしたい、私にとって初めてのプロジェクトリーダーとして任せてもらっているのでやり遂げたい、という使命感に駆られています。自分だけでは乗り越えられない壁が出てくるかもしれませんが、幸いにも、周囲には前向きで情熱的な仲間が多いので不安はありません。

このプロジェクトが成功すれば、会社にとっての実績になるのはもちろん、自分自身も研究者としてさらに成長できる大きなチャンス。この挑戦は、学生の頃に考えていた「患者さんの健康に貢献する」というゴールに、また一歩近づけると思っています。

message

大学での研究と企業での研究の大きな違いは、明確な目的があることです。私自身、大学時代の研究では、一つのテーマを追求していましたが、今思えばはっきりとした目的を捉えきれずに、闇雲に目の前の実験器具に向き合っていたように思います。スペラファーマに入社してからは「今困っている患者さんや世の中に貢献するための研究をしているんだ」と、目的がクリアになりました。私はそういった目的と、広い視野を持ち、研究を行うことが好きなのだと再認識できました。やり甲斐と楽しさを感じながら自分が成長し、その結果、大きなことを成し遂げることができる。自分の好きな研究を通して、患者さんの健康を守る薬を届けられる。その達成感は何ものにも代えがたいもの。だからこそ、今研究を好きな方、楽しいと感じる方には、スペラファーマでの仕事にチャレンジして欲しいと思っています。

ある一日のスケジュール

  • 7:45

    出勤
    メールチェック/分析機器のセットアップ

  • 9:00

    反応の仕込み、前日の反応チェックなど

  • 10:00

    午後一で開催される会議用の資料作成

  • 12:30

    昼休み:社食

  • 13:30

    顧客との会議

  • 15:00

    朝仕込んだ反応の解析、翌日の実験準備など

  • 16:00

    報告書作成、論文チェックなど

  • 16:30

    退社