分析研究担当 サイエンティスト
薬学部卒
2019年4月入社
F.O.さん
分析研究担当 サイエンティスト
薬学部卒
2019年4月入社
F.O.さん
入社のきっかけ
昔から化学が好きで、学生時代はバイオ医薬品分析と超微量分析の研究に取り組んでいました。「見えなかったものが見えるようになる」そんな分析の研究は難しさを感じつつも、新たな発見に出会った時に感じる楽しさは何事にも代えがたいものでした。在学中には、先輩方が10年間取り組んでいた研究室のテーマ「超微量分析」の研究を引き継ぎ、結果が出せたことで達成感を得たのを覚えています。先輩からは「このテーマは難しいし、進捗がないからうまくいかないかも」と聞いていましたが、運良く結果が出せたことで、大きな喜びを感じました。この経験があり「医薬品分析関連の道に進みたい。」と決心したのです。
就職活動をスタートして、選択肢はいくつかありましたが、スペラファーマは他の会社と違い、分析部門だけではなく、製造部門や原薬合成部門もあり、CMC研究の会社として最先端を走る会社だと感じました。そういった会社であれば、自分の強みを活かしながら新たなことにもチャレンジできるという期待感もありました。
わたしの仕事
入社して2年目にバイオ医薬品分析機能の立ち上げに関われた時は、夢中で取り組みました。もともと、学生時代の経験を活かしてバイオ医薬品の仕事に携わりたくて選んだ会社だけに、思い描いたフィールドで働くチャンスをもらえたことはとても嬉しく、何かしらで結果を出したい、という思いもありました。この仕事の中では学生時代の経験はもちろん、入社1年目の経験を活かし、機器の導入や基礎的な測定方法の検討など、重要な仕事をグループで任されていました。
扱える機械が古かったり、そもそも機械がなく測定ができない、分析ができないといった学生時代の環境に比べると新しい機械や測定方法が増え、制限がなくなり、幅広く取り組めるようになったことはとにかく有意義でした。「自分の好きな研究を極め、さらに良い仕事ができる」と、より仕事への責任感も増しました。この立ち上げの仕事での結果を認められ、グループで社長賞をいただいた時は「熱心に取り組んだことが、こんな風にちゃんと評価してもらえるんだ」と嬉しく感じたのを覚えています。
今後のビジョン
現在は、核酸医薬品の業務に関わることが増えてきました。このコロナ禍で研究が進んだものの、前例がなく、まだまだ未知な領域で新しいことに挑戦できる環境にワクワクするのはもちろんですが、研究者として四苦八苦する事もしばしば。様々な知識が求められますし、自分の引き出しの少なさから、顧客からの要望にどう答えるべきか難しいと感じることもあります。
低分子医薬品だけでなく、中分子医薬品や高分子医薬品の研究に携わっていたというバックグラウンドがあったからこそ、この分野に関われたと考えていますが、まだまだ学ぶべきことも多々あります。知見を深めることはもちろんですが、顧客とのコミュニケーションの大切さも考えるようになりました。
幸いにも、グループ内には様々な分野のプロフェッショナルが集まっていますし、そんな人達とのディスカッションで、様々なノウハウを吸収し、自身の成長につながっていると実感しています。特に尊敬する上司は、研究者としての知識量はとにかくすごくて。人間的にも「こんなに非の打ち所のない人っているの?」と思うくらい素晴らしい方です。困難に直面しても導いてくれる上司や、協力してくれる周囲の人たちがいるこの環境には感謝しつつ、非常に心強いですし、スペラファーマならではの強みだと思っています。
ある一日のスケジュール
9:00
出社・メールチェック
10:00
実験検討方針作成
11:00
顧客への資料作成・連絡
12:00
分析機器及び実験準備
13:00
昼休み
14:00
出社・メールチェック
▼
▼
17:00
データまとめ・書類仕事
18:00
次の日の業務準備・分析機器の測定状況確認
19:00
退社