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Y.I.さん
製薬研究担当
サイエンティスト
2020年1月入社
Y.E.さん
製薬研究担当
シニアサイエンティスト
2021年2月入社
Y.I.さん
私は前職で、化学メーカーに勤務していました。基礎研究部門に所属し、創薬関連技術の開発に携わっていました。基礎研究って未来のお客様を見据えて将来的に利益をあげることを目指す仕事なんですが、目の前のお客様に対して短いスパンで成果が出せるような仕事の方が自分の性格にも合っていて能力が発揮できると思い、転職活動をスタートしました。
Y.E.さん
私はこれまで10年以上医薬品業界に携わり、様々なことを経験して来ました。一番長く在籍していた会社はスペラファーマと同じ受託メーカーでした。今後のキャリアを考えた時に、受託だけではなく製薬会社のノウハウや知識を学びたいと思うようになり、一度製薬会社に転職しました。1年だけ勤務しましたが、短い期間の中でも製薬会社でのプロセス化学について学ぶことができたと思っています。委託側と受託側の会社をどちらも経験した上で再度キャリアパス分析を行った結果、自身の能力を最大限発揮してCDMO業界を盛り上げたいと考えるようになり、スペラファーマへ転職することを決めました。
またCDMOの方が、ものづくりの観点で医薬品産業全体に対する貢献度も高いのではないかと思ったのも転職理由の一つです。
Y.E.さん
医薬品研究・製造受託企業 (CDMO)であり、CMCの研究開発から製造まで全てを担う機関として日本では先駆けて発足した会社、というところに大きな魅力を感じました。CDMOって、新薬の開発にとって欠かせない重要なポジションなんです。アメリカやヨーロッパでは、その重要性が認識されているんですが日本ではまだまだ発展途上だと思っています。CDMO産業を衰退させないためにも、これまでの経験を活かして貢献したい。それが実現できるのはスペラファーマでは?と考えたのが入社の理由ですね。
Y.I.さん
CDMOであるスペラファーマを選んだ理由は、レベルが高い環境で納期や達成水準が明確な仕事をできると考えたからです。スペラファーマにはレベルの高い研究者がたくさんいると聞いていたので研鑽が積めると思いました。またプライベートな理由ではありますが、家庭との両立を考えた時にスペラファーマの立地が魅力的でもありました。
Y.E.さん
合成化学者って有機化学が根底にあるものの、メドケム(メディシナルケミストの略)とプロセスケミストリーでは業務内容が異なるから、ある一定の年齢になると「どちらが自分に向いているのか?」って考えるようになりますよね。
Y.I.さん
学生時代はそこまで考えられていなかったです。薬学部の身近な人はメドケム志向でしたが、私には向いていないと感じていて。かといって新卒でプロセスの道に進むこともなく、ものづくりがしたくて化学メーカーに就職しましたね。プロセスが面白い、自分に向いているかもしれないと思うようになったのは、スペラファーマに入社してからです。前職で得た知識や経験も糧になっているのかなと思います。
Y.I.さん
自分が改良検討したプロセスでの中間体製造の仕事は、とても印象深いです。
数十kgで仕込んだ反応が1000リットルの釜でうまくいった瞬間は、安心と喜びでいっぱいでした。一緒に取り組んだ人たちとは、まるで部活の仲間みたいな連帯感が生まれて。出荷する時には大きな達成感がありました。
正直、昔は「製造って言われた通り作るだけ」って偏見を持っていたところもあったんです。今思えば失礼な話なんですが…。
この仕事を経験して、大きく意識が変わりました。幅広い知識が求められますし、根気強く取り組んだことで得られる達成感、この仕事の醍醐味だなと思いました。この経験をプロセス検討に活かしていきたいと思います。
Y.E.さん
私は入社してすぐの時に配属されたグループで行った仕事がとても印象深くて。
スケールアップ上問題のある創薬ルートを一新し、全く新しく効率的な製造ルートを構築してそれを最適化するところまで遂行する。そういった仕事でした。
今まで経験したことのない大きな仕事だったんですが、上司から「お前ならできる!」と任せてもらったことで大きく成長できたと感じています。
最初は本当に苦労しました。でも、頼れる仲間にも恵まれて、色んな人から知識を借りながら、助けられながら、実生産スケールでの製造まで成功させることができました。この経験で大きな自信がつきましたし、この結果を如何に外部等にアウトプットしていくかを考えることが高いモチベーションに繋がっています。
Y.I.さん
Y.E.さんが経験したような、0を1にして、1を100にする、という大きな仕事ってなかなか経験できませんし、その挑戦を後押ししてくる上司の存在って大きいですよね。そういった上司を含む、人間関係の良さがスペラファーマの大きな魅力ですよね。
わからないことがあれば聞くことに抵抗を覚えない雰囲気があるなぁと感じています。
Y.E.さん
すごく分かります。不要な見栄がない人が多いな、と感じますね。誰でもわかるような質問をしちゃうことがあっても、快く教えてもらえますし。
Y.I.さん
お互いを頼り合える、そんな温かい雰囲気があるな、と。Y.E.さんには実験でも英語の文書作成の場面でも助けてもらっていて、いつも感謝してます。
逆に、Y.E.さんから分析関係のことで頼ってもらうことがあると、嬉しくて。お互いの得意分野を理解して、切磋琢磨していける環境で働けているなぁと日々実感しています。
Y.E.さん
私とY.I.さんって価値観が似ているからこそ、良い関係を構築できているのかなと感じています。
2人とも顧客志向が高く、仕事におけるスピードと質にこだわっているなと。
私自身、「ここまでやる」というスコープ(プロジェクトの範囲)があると、早めに100%までこなします。その後に120%を目指してみる。この+αって、ビジネス上やりすぎは良くないんですが、化学者としてはできるところまではやりたいという気持ちがあって、やればやるほど喜んでもらえるのを知っているので、いつも意識しているところです。
Y.I.さんもレスポンスの速さはもちろんですが、レポートなどのアウトプットの質にこだわっている方だなと、一緒に働いていて感じます。
Y.I.さん
いくら高いパフォーマンスで実験しても、基本的にはメールやレポート、会議でしか私達の仕事ぶりを見えてもらえないので、そういった意味でもアウトプットの質にはこだわりたいなと思っています。
研究の仕事って、こだわりだすと終わりが見えないんですよね。ハードワークしようと思えば、いくらでも出来てしまう仕事。
でも、スペラファーマの企業風土ってすごくホワイトだと思っていて。むやみやたらに遅くまで残るのは良くないという雰囲気もありますし、限られた時間の中でできるだけ密度の高い仕事を目指す、という文化が根付いてますよね。
Y.E.さん
スペラファーマは、他社の製薬会社や受託メーカーがやっていないような基盤研究にも挑戦していて「対外的に発信していこう」という取り組みもやっている。CDMOならではの仕事の楽しさを感じられる環境であることは間違いないですし、こういった新しいチャレンジに関われる環境でもあります。安定を求める方は大手を選ばれるかもしれませんが、プロセス化学が好きな人、合成が好きな人は是非スペラファーマに入社して、イノベーションを引き起こすための一端を担ってほしいですね。
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