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バイオ医薬品開発における業務協働について

2018.10.02

癸巳化成株式会社(代表取締役社長:前澤 大介)とスペラファーマ株式会社(取締役社長:吉岡 敏夫)は、癸巳化成のバイオ原薬製造受託製造事業とスペラファーマのバイオ医薬品治験薬製造事業における業務協働に合意しました。

癸巳化成は横浜・金沢地区に有する癸巳化成H&Bセンター内にバイオ医薬品製造工場を建設し、2017年2月より細胞株の構築からセルバンク保管、プロセス開発のほか、シングルユース型の1000L培養槽(動物細胞)2基を活用して、ICH・PIC/Sに準じたGMP管理下で、バイオ医薬品原薬の受託製造を実施しており、更には商用バイオ原薬製造にも対応可能となっています。

スペラファーマは大阪市淀川区・十三地区において、医薬品のCMC研究(プロセス化学、製剤処方設計、開発分析研究)と治験薬製造に特化して2017年7月に設立されました。大手製薬企業の当該研究に精通するリソースをそのまま受け継いだCDMOであり、バイオ医薬品の製剤化研究、製剤評価、スケールアップ検討のほかGMP治験薬製造にも多くの経験を有しています。

今回、両社が有する強みを活かした業務協働を進めることにより、バイオ医薬品開発の受託ビジネスにおいて原薬製造と治験薬製造が一体となったサービス提供を実現する国内初の企業協働モデルとなります。両社の協働によってバイオ医薬品開発がよりスピードディーに、きめ細かに、高品質で推進されることに貢献します。この取り組みを通じて、国内バイオ医薬品ビジネスの国際競争力強化を積極的にサポートして参ります。

両社は、本業務協働に関わる具体的な条件等について合意しており、現在、早期の契約締結に向けて双方誠実に手続きを進めております。

以上

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