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【研究成果】当社製薬研究所 中井、山野 / 明治薬科大学 堀上氏、木下先生らの研究成果が日本生薬学会第70回年会にて発表されました (ポスター発表)

2024.09.17

日本生薬学会第70回年会(9/15-16開催)で当社研究者と明治薬科大学との共同研究成果がポスター発表されました。

学会情報:  日本生薬学会第70回年会(9/15-16、近畿大学東大阪キャンパス)
タイトル:  海洋由来真菌Fusarium sp. MPUC384 からのCandida albicans に対する二形性変換阻害活性物質の探索 (2)
発表者:  ○ 堀上美悠1, 倉門早苗1, 中井啓陽2, 山野光久2, 佐々木寛朗1, 杉田隆1, 木下薫1(1 明治薬大, 2 スペラファーマ (株) )

本研究の一部に弊社のMicroED結晶構造解析技術が使用されています。本研究の過程で見出した15-hydroxylongiborneolは、中心骨格が炭素原子のみで形成されるため、NMRによる構造決定が困難でした。さらには、極僅かな量しかサンプルが得られないこと、細かなウィスカー状結晶しか得られないことから単結晶X線構造解析も極めて困難でした。そこで、本化合物の解析にMicroEDを適用した結果、迅速に構造決定をすることが可能となりました。

共同研究者の1人である中井 啓陽(当社製薬研究所)は、「創薬研究の根幹をなす “構造決定” にMicroEDを活用する事で、今回の様に研究活動をより大きく前進させることが可能になります。また、構造決定がネックとなり、これまで頓挫していた研究がMicroEDにより息を吹き返すきっかけとなる事例が多く発生しています。」とコメントしています。

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